デザイナー

Aino Aaltoアイノ・アアルト

アイノ・マルシオは1894年に生まれ、ヘルシンキ・ポリテクニックで建築の学位を取得し、1924年にアルヴァ・アアルト建築事務所で働き始めました。その後すぐにアルヴァ・アアルトと結婚し、名前がアイノ・アアルトに変わり、アルヴァが生涯のパートナーとなりました。夫婦は1949年アイノが亡くなるまで一緒に働きました。

アイノ・アアルトの生涯に渡る仕事の意義ははかり知れません。デザインや建築の分野で、彼女は力強く、前衛的で、とらわれのない視線で業績を残し、時代に確かにその手形を刻みました。1932年にデザインしたボルゲブリック・グラス・シリーズでもっともその名をよく知られ、その名前でイッタラ・コレクションに収められています。そのデザインは、石を水に投げた時に出来る波紋にインスパイアされ、80年以上の前にデザインされたにも関わらず、いまだに新鮮です。彼女について述べる際、人は「伝説の人、アイノ・アアルト」と言います。「彼女は私が今まで会った中で最も審美眼のある人です」このように彼女の友人であるマイヤ・グリクセンは1976年のインタビューで語っています。アイノ・アアルトは、国際舞台において認められたフィンランド・デザインのパイオニアでした。1936年ミラノのトリエンナーレで彼女の出展建築であるアルテックスタンドが、グランプリを受賞し、同じトリエンナーレで、彼女のグラス・シリーズが、金賞を受賞しました。アイノ・アアルトは、建物、インテリア、家具、およびテキスタイルもデザインしました。

Aino Aalto / アイノ・マルシオ
アイノ・アアルト(アイノ・マンデリン・マルシオ、1894〜1949)は、 フィンランドデザインのパイオニアでした。