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フィンランドデザインの巨匠 タピオ・ヴィルカラ 生誕110周年を記念した日本初の回顧展

フィンランドのモダンデザインを代表するデザイナー、タピオ・ヴィルカラの日本初の回顧展が、202545日(土)より東京ステーションギャラリーで開催されます。

本展では、EMMA エスポー近代美術館)、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団、およびコレクション・カッコネンから厳選したプロダクトやオブジェ約300点に加えて写真やドローイング(複写)が展示され、デザイナーとしてだけでなく表現者としてのタピオ・ヴィルカラの魅力に迫ります。

イッタラは、1960年代にイッタラのために制作された革新的なデザインと技術を用いた「ウルティマ ツーレ」を約400点使用したドラマチックなインスタレーションで、この記念すべき展覧会をサポートします。またこの歴史的な瞬間を記念し、フィンランドの砂で作られた特別なウルティマ ツーレのサケグラスを限定発売します。

東京ステーションギャラリーは、フィンランドにあるEMMA(エスポー近代美術館)、タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団、日本のブルーシープと協力し、タピオ・ヴィルカラの日本初の回顧展「タピオ・ヴィルカラ 世界の果て」を開催します。2025年4月5日(土)に開幕するこの日本初の回顧展は、2025年から2026年にかけて日本全国を巡回し、様々な切り口でヴィルカラのクリエイティビティを紹介する予定です。また、最終章ではラップランド地方の溶けつつある氷にデザインのインスピレーションを得たヴィルカラの代表作、「ウルティマ ツーレ」を約400点使用した、ドラマチックなインスタレーションがイッタラの協力により展示されます。

モノクルデザイントーク:デザインにおける二元性の共有ビジョン

展覧会のオープニングではニック・モラス氏によるモノクルデザイントークが開催されます。タピオ・ヴィルカラ ルート・ブリュック財団のペトラ・ヴィルカラ氏、デザインジャーナリストの土田貴弘氏とイッタラのクリエイティブ・ディレクター、ヤンニ・ヴェプサライネンが、ヴィルカラの作品における二元性について対談し、自然の有機的な形態と工業的な精密さのバランスの二元性が、今日もイッタラのクリエイティビティ、デザインビジョンに深く影響を与えている理由を探ります。
この対談セッションは、家具やファッション、工芸品から建築まで様々なデザインについての洞察を提供する世界的なデザインメディアMonocle on Designのコンテンツとして行われ、対談の内容は後日、Monocle のデザイン ポッドキャスト シリーズの一部として公開される予定です。

限定版:フィンランドの砂で作られたウルティマ ツーレ サケグラス

限定版:フィンランドの砂で作られたウルティマ ツーレ サケグラス
日本初の回顧展とタピオ・ヴィルカラの生誕110周年を記念して、イッタラは特別なウルティマ ツーレのサケグラスを発売します。この特別なグラスには化合物は含まれず鉄分を多く含むフィンランド産の砂を使用して作られており、自然が生み出す趣のある美しいグリーンのカラーが特徴です。ウルティマ ツーレ サケグラス フィニッシュサンドは、フィンランド南部イッタラ村にあるイッタラガラス工場で制作され、ヴィルカラがキャリアを通じて追求してきた精密さと卓越した芸術性を体現します。また世界で愛されるフィンランドのクラフトマンシップと日本酒文化を結びつけ、特別なひとときをもたらすことでしょう。

フィンランドでヴィルカラの功績を祝う

タピオ・ウィルカラ生誕110年を記念したイベントの一環として、イッタラガラス美術館は、デザイナーの誕生日である6月2日(月)にヴィルカラにフィーチャーした特別なイベントを開催し、フィンランドガラスビエンナーレに参加します。フィンランド屈指のガラスづくりの町、リーヒマキで開催されるこのビエンナーレには、世界中からガラスアーティストが集まり、フィンランドの豊かなガラスづくりの伝統を祝います。さらに、イッタラガラス工場では、6月7日(土)に世界ガラス マウスブロー選手権を開催し、世界中のガラスマウスブロー職人の卓越した技術が披露される予定です。

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