News

新生イッタラ クリエイティブディレクター ヤンニ ヴェプサライネン(JANNI VEPSÄLÄINEN)

イッタラの新しいクリエイティブ・ディレクター、ヤンニ・ヴェプサライネンはいつも何かを考え、動き、多様なアートや文化からインスピレーションを得ている前衛的な考えの持ち主です。彼女の手にかかると型破りで遊び心のある、単調な日常から解き放たれた美しいクリエイティビティが生み出されます。

ヤンニは 2023年にイッタラのクリエイティブ・ディレクターに就任以来、革新的な芸術性、卓越したデザイン性、イッタラの特徴ともいえる職人によるものづくりの精神を大切にしながら、大胆にブランドを刷新してきました。

彼女はフィンランドのラハティ応用科学大学インスティテュート・オブ・デザインで学士号を、英国ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで修士号を取得しました。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートは、世界で最も影響力のあるアートとデザインの大学院機関のひとつです。

JW アンダーソン、ジバンシィ、アレキサンダー・マックイーン、シモーネ・ロシャ、ザ・ロウなどのファッションブランドで経験を積んだのち、イッタラのクリエイティブ・ディレクターに就任したヤンニは、母国フィンランドに戻る前はロンドンの JW アンダーソンでシニア・ニットウェア・デザイナーを務めていました。

年間最優秀ニットウェアコレクションに送られるロロピアーナ賞や米国ファッションデザイナー協議会での表彰など、数々の賞を受賞したヤンニのデザインは、ロンドンのファッション アンド テキスタイル博物館で2020 年に開催された展覧会「ニットウェア シャネルからウエストウッドへ」にも出品されました。彼女が直近で手掛けた作品はロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館に所蔵された JW アンダーソンでデザインを手掛けたたカーディガンです。ハリー・スタイルズが着用したこのカーディガンは、コロナのパンデミック中に爆発的にヒットし、多くの人たちがみずからニットを編むきっかけにもなりました。

現在、ヘルシンキに住んでいるヤンニはエスポーのフィスカース本社と、イッタラ村のガラス工場にアトリエを構えています。