完璧を求めるのではなく、楽しくありたい。
- オイバ・トイッカ
オイバ・トイッカ、イッタラの代表作品を数多く遺した敬愛するデザイナー兼アーティストです。無限の想像力と遊び心あふれるデザイン、そして鮮やかな色使いでその名を馳せました。 彼は自身の活動の中で、北欧デザインに象徴する合理化された機能主義とは異なり、自然から触発されるようなカラフルで芸術的な作品を好みました。
数年前イッタラのデザインチームがトイッカのアーカイブを調査していたときに、トイッカがイッタラガラス工房で働いていた時代の、これまで誰も知らなかった3つの箱が発見されました。素晴らしい絵やスケッチなどの宝物を見つけ出したのです。人気のデザイン、カステヘルミのものもありましたが、これまでに見たことのない作品のパターンやスケッチがほとんどでした。
トイッカ本人とその家族が議論を重ねた結果、デザインで描いた幸せな世界観をこの機会に世に送り出すべきだと考えました。そして、発見とトイッカの喜びに満ちたスピリットを、ホームテキスタイル、食器、アートプリントなどにのせ、コレクション “キュリアス マインド オブ オイバ トイッカ” が生まれました。
Cheetah (チーター)
トイッカが遺した多くの作品は自然、植物、、鳥、動物など動植物からインスピレーションを得ています。彼はバード バイ トイッカのコレクションをデザインしたことで広く知られていますが、実はアフリカを旅した際にそこで出会った野生の生き物たちからたくさんの刺激を受けました。このパターンは恥ずかしがり屋のチーターが隠れているように見えます。またドットに見える多くが実は葉っぱや動物、そして鳥の動植物であることがご覧いただけます。このようにトイッカの作品全体を通して、複数のレイヤーと興味深いディテールを発見することができるのです。