タピオ・ヴィルカラの名作「ニヴァ(Niva)」が半世紀を経て、復刻

140年以上におよぶ歴史の中で、イッタラはフィンランドガラスデザインの歴史や発展、革新を象徴する膨大な数の作品をアーカイブに収めてきました。この軌跡はフィンランドデザインの歴史とその功績に密接に関わっています。この度イッタラは過去数十年にわたり制作されてきたフィンランドガラスデザインの歴史的なアイテムを、今後数年かけて復刻するプロジェクトを始動しました。その第一弾として、タピオ・ヴィルカラが 50年前にデザインしたガラスシリーズ ニヴァ(Niva)のグラスを 3サイズ、期間限定で復刻生産いたしました。

ヴィルカラがニヴァをデザインしたのは1972年のこと。ニヴァ (Niva) とはフィンランド語で急流を意味します。その名前、商品のはっきりしたライン、表面の質感、中央が盛りあがった形、これら全てが北欧の自然との強い繋がりからもたらされたものです。今回の復刻ではオリジナルのニヴァのコレクションからタンブラー(210ml)、ビアグラス(340ml)、グロッググラス(350ml)のグラス3 種が登場。
北欧の自然のかけら

タピオ・ヴィルカラ(1915–1985)にとって、フィンランドの自然は最も重要なインスピレーション源の一つでした。北欧の自然や四季の野性的で素朴な美しさは、ヴィルカラの美意識に大きな影響を与えました。
数々の作品によって世界的な名声を得た後も、ヴィルカラはフィンランドの自然の奥深くで長い時間を過ごしました。自然がもたらす質感やパターン、フォルムを長い時間をかけて研究しデザインに反映していったのです。こうしたヴィルカラの自然への洞察力はイッタラのガラスのデザインの中にも息づいています。
ヴィルカラはイッタラガラス工場の職人たちと密に協力し、自身のヴィジョンを実現するための最良のテクニックを模索し続けました。ヴィルカラの代表作であるウルティマ ツーレ(1968)の氷が溶ける様子を表現した特徴的な表面のデザインはこの、職人とのチームワークによって生み出されたものです。今回復刻するニヴァも、ウルティマ ツーレと同じ触感的な表面のデザインが採用されています。
数々の作品によって世界的な名声を得た後も、ヴィルカラはフィンランドの自然の奥深くで長い時間を過ごしました。自然がもたらす質感やパターン、フォルムを長い時間をかけて研究しデザインに反映していったのです。こうしたヴィルカラの自然への洞察力はイッタラのガラスのデザインの中にも息づいています。
ヴィルカラはイッタラガラス工場の職人たちと密に協力し、自身のヴィジョンを実現するための最良のテクニックを模索し続けました。ヴィルカラの代表作であるウルティマ ツーレ(1968)の氷が溶ける様子を表現した特徴的な表面のデザインはこの、職人とのチームワークによって生み出されたものです。今回復刻するニヴァも、ウルティマ ツーレと同じ触感的な表面のデザインが採用されています。
Multi-talent of design and art

タピオ・ヴィルカラはガラス作品、彫刻からグラフィックアートまで、幅広いデザインを手がけた多才なデザイナーであり、フィンランドのモダンインダストリアルアートの第一人者の一人と言われています。ヴィルカラのキャリアの中で多くの時間はイッタラのガラスとともにありました。その類まれな才能で次々に作品を生み出すデザイナーとしてイッタラに 400 以上ものガラスの作品を遺し、イッタラだけでなくフィンランドデザインの名声を高めることに大きく貢献しました。ニヴァをはじめ、ヴィルカラのデザインの多くは、ヴィンテージデザインの愛好家の間でも人気があります。
復刻した「ニヴァ」は現在「公式オンラインショップ、イッタラショップ・限定にてご案内しております。
復刻した「ニヴァ」は現在「公式オンラインショップ、イッタラショップ・限定にてご案内しております。